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出不精のくせにデジカメ買ったって!? そりゃどう考えても…
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2010年 12月 18日 (土) 01:26 | 編集
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EOS 60D

“孤高のフォトグラファー” 宝野くんは、新しい相棒 EOS 60Dとともに撮影に赴く。
行き場所はそう…


IMG_0141_20101218004343.jpg

大阪堺市にある旧堺灯台だ。灯台といってもご覧の通りとても小さい。
明治10(1877)年に建築された建物であり、現地に現存する木造洋式燈台としては、
わが国で最も古いものの一つとして、昭和47年に国の史跡に指定されている。

ここは彼がいつか行ってみたいと思っていた、念願の場所なのだ。

彼は無言でシャッターをきる。何枚も何枚も…
彼はこの業界ではまだまだヒヨっこで、ただの名のない写真家だ。
とにかくたくさん撮影する事で、見えてくる何かがあると信じて、
彼はひたすらシャッターをきるのである。


IMG_0138.jpg

冬の海風が時折強く吹き付ける。
「こんなに寒いなら、熱い缶コーヒーでも買ってくりゃよかったぜ…」
彼は独り言をつぶやいた。

この時、そんな彼の脳裏に浮かぶのは、昨晩けんか別れした女の笑顔だった。
「…なんであんな事言ってしまったんだ…」
彼は独り言をつぶやいた。


IMG_0152.jpg

「よし、いいショットが撮れたぜ。おつかれさん60D。」
彼は独り言を…いや、彼はあたらしい相棒にねぎらいの言葉を贈った。
そしてふと空を見上げる。

「…綺麗だ…世界はこんなにも綺麗で、そして広大なんだ…。」

この時、彼は不思議と寒さを感じていなかった。心が暖かかったからだ。
彼は急いで鞄にカメラを詰め込み、ある場所を目指し力強く歩みだした。

それはまるで、灯台の光を目指して進む一隻の船のように。

彼は帰り道で、熱い缶コーヒーを2本買った。

~fin~
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